わきがと多汗症の違い
わきがと多汗症、どちらも『汗』に関する量と臭いの問題です。このふたつの症状は一緒に考えられがちですが、大元の原因は全然違います。
わきがはアポクリン汗腺から出る汗が発するにおいが原因で、多汗症の汗は通常の汗が出るエクリン汗腺から出たものが原因となっており、全くの別物です。ただし、多汗症には精神的ストレスから起こる『精神性発汗』というものがあります。
主に掌・足の裏・頭・顔・脇の下など局所的に、しかも過剰に汗が出るもので、緊張や恥ずかしい時・興奮時などによく起こります。例えば大事なプレゼン会議があったとします。会議室の前で、あなたは書類を手に高鳴る心臓を抑えきれません。この時書類が湿ってしまった、もっと言うと濡れてしまった、なんて経験はありませんか?
私は緊張しいなのでこういった経験はよくあります。大体同時に脇にも大量の汗をかいています。こういう時の汗は精神性発汗です。これらは全く別の腺から出る汗によって起こる症状ですが、わきがの人は多汗症を合併しやすいと言われています。
またわきがが常から気になり自己臭症(対人恐怖症)になったり、においが気になってそれがストレスとなり、それが原因で精神性発汗となってしまうケースもあるそうです。
そして多汗症の汗がわきがのにおいを拡散させ強くさせてしまうこともわかっています。わきがと多汗症は原因こそ全く別物ですが、その先は複雑に絡み合ってしまいがち。気になる場合はお医者さんに相談し、悩みすぎないようにしましょうね。